朝6時の空港直行バス に乗る
早朝 だし、確実な時間での空港入りを考えた
ここは取り合えず 安全策 結構高いの
片道5,65€ ・・・
この時点で
残金20€ ・・・ま、
何かあったら キャッシュカードでどこでも下ろせるし(カタルーニャで一番テリトリー広げてる銀行だし)・・・
ひひひ バルセロナのエル・プラット空港から小1時間、マジョルカ島のパルマ・デ・マヨルカ空港到着!
空港から市街地の中心まで今度は市営バスで・・・
2,50€ 帰りもこれだな
考えるサル と
さて 、パルマの街の(マジョルカ島の)中心についた
こっから アラローの村まで
ヒッチハイク だーあはは っの前に 、先ずは
腹ごしらえ ・・・
大事大事 っと 、街のバーに入ってクロワッサンとカフェ・コン・レチェ
(スペイン版カフェオレね)の朝食メニューを頼んだ
1,90€ その辺りで
一チャン安かった からね、
ひひ さあ 、村に続く道を探す
ぞーっ とバーのおっちゃん
に尋ねたら、
おっちゃん 「村の方まで
電車 が出てるよ」っと
おいら 「でもおいらの
旅のテーマがヒッチハイク なんで・・・」
おっちゃん 「はははは。ok!ok!だったらこのメイン道路は駄目!クルマ専用道路でクルマ止まれないから。こっちの道にしなさい。」
っと 言って教えてくれたのが、村まで向かう旧幹線道路・・・・
おいら 「オッケー!グラチアス!」
おっちゃん 「
幸運を! WWWW」
それから 旧街道に向かうが
一向に 目的地方面へ向かうバイク発見
できず 朝9時に入島したものの既に11時を回っていた
マジョルカ島の太陽 がだんだん
厳しく なってきて体から水分奪われてく気がしたんで、途中のスーパーでペットボトルの
水を買った 0,33€ ・・・・
ここで
大変なことに気づいた !
持ってきた
キャッシュカード ・・・
まちがったぁぁぁ が~ん・・・オーマイガッ カタルーニャの銀行のやつ持って来たつもりが、日本の銀行のクレジットカード持ってきちまった!
これじゃ、お金が下ろせない。受けつけるマシーン限られてるし、換金するなら莫大な手数料取られる・・・
現金 ・・・いくらあったっけ???
15€ ・・・
・・・
大事に使わなきゃ・・・
待つこと探すこと1時間・・・
バイクなんて一向に通らず・・・
何回か道行く人にこの道が本当にアラロー方面の村に続くのかを確認した後、一人のおっちゃんが、
いざとなったらバスがある 、この道から出てる、と言った
っで 、1時間半経ったところでバス停に泊まったバスの運ちゃんに聞いた
運ちゃん 「そっち方面は通るけど、そっからその村は無いよ・・・歩いて?・・・行けないよ。パルマ
市外に戻って電車で 行きなさい!”」
が~~~ん 来た道戻るのか・・・? 通りすがりのじいちゃんに聞いた
おいら 「ここから電車が出てる市街中心広場に行く
近道 教えとくれ~~~~泣」
じいちゃん 「着いてきなさい。わたしもそっち行くから。大きな市場があって食料買いに行くんだ。わたしはもう50年この街にいるんだ。その前はバルセロナにいて、カミさんと知り合って、今じゃひ孫までいる。一番上の孫が今バルセロナに住んでて・・・・・なんちゃらかんちゃら・・・・」
辿り付くまで30分?もっと?おじいちゃんの
人生話に花 が咲いた
別れる時、
おじいちゃん 「駅まで一緒に行ってやろう・・・」っと言いかけて、「スペイン語話せるから大丈夫だな・・・」っと遮った。スペイン風のほっぺた2度チュッチュ挨拶して別れた
さて電車 ・・村までの往路
2,45€ (
残り12,55€ )、でアラローと名のつく駅で
下車 ・・・
何も無い 駅舎らしき建物も完全に古びて入り口はチェーンで完全に四錠されている
無人駅だった ホームから道のほうへ出ると
唯一の 人物発見第一村人か? !
バスストップ
らしき ベンチに座っていた
おいら 「ここアラローまでのバス停でスカ?」
男性 「ホワッチュ?」
おいら 「
が~~~~ん ! が、外人!!!ば・・・バスストップ、アキー???
汗 」(英語とスペイン語の融合)
男性はイギリス人だと言った。そして30っ分以上
じーっと バスが来るのを待っているらしい
おいら 「まじで????」
それからは目的地が一緒な
二人でじーっと 待つことに・・・
暫らくして 次の列車からひとり青年が降りてきた
こ、今度こそスペイン人!
青年曰く、ここを通るバスなど
見たことない ・・・っと
何~~~~??? 間もなくして 一台の自家用車が近ずいてきて、その青年の前で止まった
彼のママ
が迎えに来たらしかった
ママ 「何処へ行くの?」
おいらたちに聞いてくれたが彼らの家は駅を挟んで
反対方向 にある村らしかった
無念 クルマを見送ってまた暫らくイギリス人と二人でバスを待つ
ヘンテコリンな会話をしながら
待つこと30分 、また、今度は
軽トラが一台 やってきた
二人のスペイン人のおっちゃんたちが降りてきて何やら作業を始めたので、
おいら走るー ーーーー
おっちゃんA 「バス?わははは!
来ねー来ねー! ほとんど来ね~~~!!!」
おっちゃんB 「
歩いて行ける って~!
15分 じゃ!たった4キロじゃー!がははははは」
道を聞いた後、お礼を言ってイギリス人の元に駆け寄る
っで、 どうすべ?言うたら、イギリス人、日差しが強いから・・・とかなんとか言ってたけど最終的に決断し、おいらと一緒に来ることに
当に
旅は道連れ 状態・・・
ところで、
スペイン人の“近い”っを信じてはいけない すでに2時になる頃 だったんで
日差しは最高潮 になりつつあった・・・道の周りは農地?らしき景色が
永遠と 広がり日陰がない
暑い ・・・
遠い ・・・目的地に向かうまでのこの道は、さすがに何台かのバイクが通り過ぎたが、
もはや 相棒ができたので、独りでヒッチハイクはできない・・・・
遠い ・・・スペインの真昼の日差しに二人で
ジリジリ焼かれ ながら、でも二人だから、気を紛らわせながら
多分 、持ちこたえられたんだな・・・BGMに“
スタンド・バイ・ミー ”でも流れたら
完璧な演出 やったなぁ
漸く 周りの景色が村らしき体を擁してきた頃、
まず 最初に現れた
ガソリンスタンド にイギリス人が
飛び込んだ GSに内接したコンビ二から
1.5リットルのペットボトルの水 を買って出てきて、おいらの空っぽになったチビペットボトルにも水を満タンにしてくれた
村を入って
すぐ 、
バイクフェスティバルの会場発見! イギリス人とバイクの話をしたので、テッキリ彼も
これが目的かと思って いたら、フェスの入り口で彼が
「僕はこれから友達の家を訪ねてシャワーでも浴びるよ!楽しんで!いい相棒だったよ!」っと握手してきた
行っちゃうのか・・・
ショボン そして いよいよ目的だったフェスティバル会場~
入り口から↓
設置準備してたコンサート舞台↓
ピンストライプの実演、やら バイクグッズのお店やらがテントで並ぶ
スケボーデザインの展示室もあったな~
彼らの自慢のバイクが並ぶ↓
同会場に村営のプールがあって村人たちが入りに来てた
フェス自体は
今年が第一回目 と言うことであって、規模はかなり小さかったし、でも来年からも
続けていくだろう 、っという話だった
フェスの形は他となんら
新しいものはない スケボーあったり、コンサートあったり、飲食店とバイク関連屋のテント、クラシックカー・・・
これから 、なんだな
ところで腹へったー!!! 会場を出て村の中心へ向かう
ところが・・・
村の様子↓村人はどこ~???
←この右に写ってるのが銀行!ここのカード持ってくるつもりだったのが・・・
村のメイン広場と呼ぶべき場所・・・
そりゃそうだ。午後3時↓・・・っといえば、昼食食べて昼ねの時間
とりあえず、村で開いてるレストランまわって聞いてみるが、
どこもカードで支払い不可!!! ああ~~~~ !
お腹空いたよぉぉ~~~ ママ~~~!!!
これから帰ること考えたらお金残しておかなきゃー
ひ~ (ぶわ~!なんてタイムリー!!ラジオから今度は
Ian and The Zodiacs - Donna Donnaドナドナ が流れてきた
!)
仕方が無い ので、再び会場に戻って誰か駅まで乗せてくれる人探そうと・・・
ここで待つこと1時間・・・
この間捕まえた
唯一 会場を後にするライダー・・・彼のバイクは
カフェタイプのシングルシート だった・・・
バイク野郎とおいら 「無理やね・・・」
暫らくして 、会場のスタッフ
(おいらの顔見るたび気遣ってくれたエエ人やった~)っが、
エエ人 「駅までか?分かった。大丈夫心配ない。もう誰か探してあげるよ。待ってな。」っと言って会場の中へ消えてった・・・
エエ人や それから また暫らくして、会場から登場してきたのは
一台のキャでラック !!!
エエ人が何やら運転手と話した後、おいらを手招き
おいら 「ムッチャス・グッラシァアアアッス!!!
」
運転席と助手席に居たのは若いカップルだった・・・駅に着くまでいろいろ話したら、このキャデラックは彼のおじさんの所有物だとか、結構マニアで 他にも3台の旧車(何かは知らない・・・)、2台のバイク所有してるって、バイクの一台は、30年代の Ariel だそうだ
運転席写っ!!
途中彼女が
彼女 「(会場に来るとき)この道を歩いてきたの???」
おいら ふんふん
うなづく 彼女 「これちょっとすごいよ~~~www
ビックリ 」
一旦駅に続くらしき脇道を通り過ぎてしまうが、丁度運良く通りかかった少年二人に道を尋ねて、
それらしき場所 で降ろしてもらう
どーもありがとぉ~~~! この細道入ったら駅まではもう一直線!
ところが 、歩けど歩けど駅も線路も見えて来ず・・・列車の音も聞こえない・・・道を訊こうにも民家は無し・・・
ま 、
またかぁああああ~! スペインの昼は長い・・・夕方4時をまわってもまだまだ日差しはマックス
おいら ここはどこ~~???
めぇえええええええ~~~~~ ・・・っと、ヤギ???
首に鈴くっ付けたヤギが一匹道の脇に・・・
おいら おおお~、ひ、人は近い!!!
その通り、道のすぐ先にこりゃまた
り~っぱな 平屋の豪邸 (アラブ風のアンダルシア地方にありそうな)
発見 !
たのも~っ!!! っと門を潜ろうと思ったら門の脇になにやら
注意書き発見!! 猛犬注意! オーマイガッ!!! 門の外から呼び続けること数分
庭沿いに続くアーチ型の白い石柱に吊るされたカーテンの一つがめくれて、やさしそーーーっなオッちゃんが出てきた
オッちゃん 「そりゃー来過ぎだなー。あっこにデッカイ塔が見えるだろー、あっこまで戻って、すっと左に行く道があるからそこさ登ってったらもう駅だべさーっ、ほはははは、気ーつけてなー」
っと通りまで出てきて教えてくれた
おいら 「ムッチャグラシア
ス !」
一体何回この言葉言ったことだろ・・・
感謝 パルマ市街への帰りの列車代
2,45€ (残高
10,10€ )
こうして無事マヨルカ島のスタート地点、パルマ市街に戻った
せっかくだからちょっとブラついてみた
←バルセロナでいえばラ・ランブラス通り・・・人いないけど
街の様子→
バルセロナで見るのと全然違ったデザインのベンチ↓
ところでもう腹ペコも限界・・・
帰りの空港までのバス代計算して余分に使えるお金
7,60€ もう バルセロナ着いてからは
どうにでもなる! っと覚悟を決めて
安いバル探し ・・・
最初 聞いたところが、
ビール一杯2,80€ !!っと言われ
愛想よく さようなら~~~~ 次 、ここなら・・・ってとこ見つけて聞いたら
良心的な現地人価格 だったんで、
ビール一杯と豚肉とチーズのミニボカディージョ(スペイン風サンドイッチ)を頼んだ
生き返った~~~!!!え~んえ~ん! お店のお姉ちゃんも笑顔ですごい親切でおまけまでしてくれた!ありがとー!
ひ~ん!泣 さあ、パルマ・デ・マヨルカの空港に着いたときには所持金
2,50€ 一日中熱帯地方をさまよって、体からすっかり蒸発してしまった水分を補う本能に我慢できず、
2,40€ もした、空港で500mlのアクエリアス買って
一気飲みっ プハ~ 夜10時前初の飛行機で1時間後、
無事 バルセロナ空港到着~~~!
そっからは普段利用の持っていた市営公共乗り物チケットでバルセロナ市内までの市営バス→地下鉄、と乗り継いで
漸く帰宅! 帰宅後も
突然 増えてた
同居猫 にゃ~ が、 突然飛び出してきて
びっくり! なんてこともあったりしたが・・・ま、ちっちゃいことですな・・・
ポケットに残った10セントコインを眺めながら考えた
この
実感 バイクに乗っかって
マヨルカ島の風を感じる !
っは 叶わなかったけど・・・
多分、ほんとうにやりたかったことはやった気がする
人は人間の中で生きているんだ、っという実感
もちろんその先に、人間は自然の中で・・・っと続きがあるけど、
つまり 一ッ跳びは無い 、ってこと
全てのものが、事象が、関連性を持って在るんだ、ってこと
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